奥野代議士が所属する議員連盟「アジアの子どもたちに学校をつくる議員の会」の一行10名（代表　安倍　晋三）は、3月20日から23日までカンボジアを訪問しました。

今回の目的は、アジアに学校を送る活動を進めて今年で11年目になりますが、9つめの小学校として建設されたカンボジア・コンボンチュナン州　トウナールトウートン小学校を引き渡すためのものです。

式典には、ソック・アン副首相はじめ多くの住民が参加し両国の友好、協力関係を一層強化する素晴らしい贈呈式となりました。

贈呈式終了後に一行は、ノロドム・シハモニ国王に拝謁、フン・セン首相との会談、夜には、大使主催　邦人との夕食会と忙しい外交日程をこなしました。

奥野代議士が、選挙区での行事のたびに募金箱を置き、皆さんからご寄付をお願いしていますが、寄付金はこのように有効に活用されていることをご報告させていただきます。

昨年の１２月のアフリカ訪問（カタール、リビア、スーダン、エジプト）に続いて、7月22日から8月３日の日程でジンバブエ、モザンビーク、マラウィー、ボツワナ、モーリシャス、南アフリカのアフリカ大陸の６カ国を訪れました。

私はアフリカへの積極支援を目的に結成された日本・アフリカ友好議員連盟（森喜朗会長）のメンバーになっており、２年連続の訪問となりました。この議員連盟では対アフリカＯＤＡの積極的な増額を念頭に、実際にアフリカにはどんな国があって、どんな状況なのかをしっかり勉強しようと、３年間かけてアフリカ53カ国をすべて回るという計画をたて、現在実行中なのです。私の２度の訪問もその一環です。今回は大野功統衆議院議員団長に国会議員４人で５カ国を回りました。

我々一団は各国で大統領や国会議長に面会しましたが、彼らは皆、我が国の国際協力機構が派遣している海外青年協力隊への賛辞を口にしました。彼らは各国で米作りや野菜作りを教えたり、灌漑施設を整備したり様々な活動を繰り広げています。大分県で行われている「一村一品運動」をアフリカの国レベルで展開し、その国の特産物づくりに積極的に取り組んでいて、現地の人達の生産意欲も飛躍的に向上したそうです。更に各国が我が国望むことはと言えば、日本企業の資本投下を彼らは強く望んでいいました。しかしながら現地の厳しい生活環境を見ているとなかなか難しいという気もしますが、農業生産を企業的に展開したり、海産物の缶詰加工業者の進出などは能性があると思いました。また南アフリカやボツワナ以外はあまり資源がないとされていますが、ポテンシャルが未知数の鉱物資源を探索することも必要ではないかなと思います。

今回の訪問で見た著しい貧困とＨＩＶの蔓延など、やはり各国が手を差し延べなければならない問題が多く、我が国の更なるアフリカに対する積極支援は不可欠だなと実感しました。